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院長が考える「内視鏡をもっと楽に受けられる工夫」

[2025.08.21]

~検査はこわくない!安心して一歩ふみ出すために~

 

「内視鏡ってこわい…」と思っていませんか?

胃カメラや大腸カメラと聞くと、多くの方が「苦しい」「おえっとなりそう」「できればやりたくない」と感じると思います。

実際、私たちのクリニックにも、最初はとても不安そうに来られる方が少なくありません。

でも、本当のところはどうでしょうか?

最近は、内視鏡をできるだけ楽に、安心して受けられる工夫をしている病院が増えてきています。

今回はほんじょう内科で行っている胃カメラ・大腸カメラの工夫を、わかりやすくお話しします。

 

 

検査前の準備が大切!

まず大事なのは「検査前の準備」です。

 

胃カメラの準備

胃カメラの場合は、前日の夜から食事を控え、当日の朝は水だけにして胃をきれいにしておきます。

脂肪の多いメニューや量の多い食事は胃の中に残りやすいです。前日夜の食事はあっさりとしたメニューでいつもより少な目にしておくのが無難です。

糖尿病の薬に、胃の動きを抑え満腹感を感じやすくする効果をもつ「GLP-1受容体作動薬」というグループのものがあります。この薬を飲んでいる方では検査の際に胃の中に食べものが残っていることが多いため、検査前の休薬をお願いする場合があります。糖尿病のお薬を飲んでいる方は、あらかじめ医師や看護師に伝えてくださいね。

 

大腸カメラの準備

大腸カメラの場合は、下剤を飲んで腸の中を空っぽにすることが必要です。

これがきちんとできていないと、大腸の中に便が残って見えにくくなってしまい、大事な病気を見逃すことにつながります。

普段から便秘の方は、便を柔らかく保って出しやすくなる薬をあらかじめ服用して便秘を解消しておくと、検査当日の準備が楽に進められます。

検査当日は、腸管洗浄液を1.5~2リットル飲みます。

「え、そんなに飲むのがつらそう…」と思う方もいるかもしれません。

独特の風味が苦手な方には錠剤のタイプもあります。ご自宅での準備で困ったことがあればスタッフがサポートします。

準備をしっかりすることが、一番の“楽に受けられるコツ”なんです。

 

「おえっ」となる反射に個人差あり!

胃カメラでよく心配されるのが「おえっ」となる咽頭反射(いんとうはんしゃ)です。

これは、のどの奥にカメラが触れたときに起こる自然な反応ですが、人によって強さが違います。

ほとんど感じない人もいれば、とても敏感でつらく感じる人もいます。

私の個人的な印象で言うと、胃カメラのときにぜんぜん「おえっ」とならない方が10~15%います。その反対に、苦しくなりにくいと言われている経鼻内視鏡でも「おえっ、おえっ」と繰り返し反射がでて辛く感じる方が20~30%程度います。

私も「おえっ」となりやすく、過去に胃カメラを受けた際にとても辛い思いをしたので、胃カメラが苦手な方の気持ちが良くわかります。

 

静脈麻酔でウトウトしている間に終わる

「以前胃カメラで辛い思いをした」「やっぱり怖い…」という方におすすめなのが、静脈麻酔(点滴で使うお薬)です

静脈麻酔を使うと、ウトウト眠っている間に検査が進むので、気づいたときには「もう終わりましたよ」と声をかけられる、という流れになります。

実際、当院でも「麻酔を使ったら本当に楽だった」「もっと早くやればよかった」「これなら毎年受けても平気」とおっしゃる方が多いです。

静脈麻酔はどの医療機関でも使用してもらえるわけではありません。

胃カメラ検査を予約するときは、「静脈麻酔を使った内視鏡検査を受けられるか」をあらかじめ病院やクリニックのホームページで確認してみるのがおすすめです。

「つらさをできるだけ減らしたい」という方には、とても大きな安心材料になります。

内視鏡病院選び|ほんじょう内科

 

当院が大切にしていること

ほんじょう内科では、次のようなことを大切にしています。

 

準備を丁寧にサポート

検査の前に動画を使用してスタッフがしっかり説明し、不安があれば何度でも質問に答えます。

 

苦しくない検査

静脈麻酔を使用して、ウトウトしている間に検査を行います。

 

早期発見で未来を守る

胃がんや大腸がんは、早く見つければ小さい手術で治る確率がとても高い病気。

だからこそ、苦しくない検査を通して「また受けてもいいな」と思っていただくことを大切にしています。

 

最後に

胃カメラや大腸カメラは、こわいイメージが強いかもしれません。

でも、準備をしっかりすれば、麻酔を使って楽に受けられる検査です。

「怖いから後回しにする」のではなく、「楽に受けられる方法があるなら、一歩ふみ出してみよう」

そう思っていただけたら嬉しいです。

 

ほんじょう内科は、「苦しくない胃カメラ、辛くない大腸カメラ」を合言葉に、みなさんの健康を守るお手伝いをしています。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。

 

 

 

 消化器病専門医・消化器内視鏡専門医

 肝臓専門医・総合内科専門医 

 本城信吾 院長

 

 

 

南北線南平岸駅から徒歩6分、リードタウン平岸ベースにある消化器内科

ほんじょう内科

北海道札幌市豊平区平岸1条12丁目1番30号 メディカルスクエア南平岸2F

TEL:011-595-8261

 

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