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超音波検査(エコー検査)

どのような検査?

超音波という人間の耳には聞こえない高い周波数の音波の反射を画像化し、臓器の状態をリアルタイムで観察する検査です。
放射線被曝がなく赤ちゃんにも使用される体に優しい検査なので、繰り返し検査をする場合に適しています。
時間は検査部位・内容により異なりますが、大体10~20分程度です。痛みはありません。

何がわかるの?

腹部エコー

肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓の他、腎臓や消化管なども観察できます。
腹部エコー検査で見つかる主な病気には、 脂肪肝 肝臓がん(肝腫瘍) 肝良性腫瘤(血管腫など) 肝嚢胞  肝硬変 胆石症 胆嚢ポリープ膵嚢胞 膵臓がん(膵腫瘍) 脾腫 などがあります

肝硬度測定(SWE:超音波エラストグラフィー)

非アルコール性脂肪肝炎、ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎などの病気は肝硬変に進展する場合があります。肝硬変に近づいていても、ほとんどの場合症状がありません。
SWEは肝臓の硬さを調べる検査です。肝硬変に近づいてくると肝臓が徐々に硬くなります。SWEでは超音波プローブから音波を出し、それが広がる速さを測定することで肝臓の硬さを判定します。

エコー検査を併せて行うことができ、肝臓の硬さを苦痛を伴わずに調べることができます。

頸動脈エコー

脂質異常症、高血圧、糖尿病など、動脈硬化のリスクがある方に受けていただく検査です。
 頸動脈は脳に血液を送る大事な血管です。その部位に動脈硬化やプラークによる狭窄・閉塞(狭くなったり、ふさがったりしていないか)を調べます。

特に頸動脈は全身の動脈硬化の指標となっております。動脈硬化が進むと将来的に心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいことが報告されています。

エコー検査を受けられる方へ

腹部エコー

検査の6時間前から食事をお控えください。また、検査の2時間前まで、お水またはお茶は飲むことができます。
検査前の薬の服用は医師の指示に従ってください。
もし、食事をしてしまうと膵臓や胆のうの観察が不十分になり易いです。

 

Q なぜ腹部エコーでは絶食しないといけないの?

A 胆のうという臓器の中には胆汁という液体が溜まっており、風船のように膨らんだりしぼんだりします。食事をすると、消化が始まり、胆のうから胆汁が分泌され、胆のうは小さくしぼんでしまいます。検査前に食事をすると胆のうにポリープや結石、早期がんがあってもわかりにくくなり、異常を見つけることができなくなってしまいます。
また、胃の中に食べ物が入ると胃や腸の動きが活発になりガスが多くなります。その結果胃の背中側にある膵臓やほかの臓器も見えづらくなってしまいます。

 

甲状腺・頸動脈エコー

食事の制限はありません。

検査の流れ

画像を見やすくするため・患者さんの羞恥心を守るためにお部屋を暗くします。
暗がりが苦手な方は検査担当までお申し付けください。
検査用のゼリーを用います。ゼリーが衣服についてしまうことがありますので、洗濯しやすい服を着用して来てください。

腹部エコー

胸の下あたり~骨盤あたりを見えるようにしっかり服をまくり上げます。
補正下着などはお控えください。

甲状腺エコー・頸動脈エコー

アゴの下から鎖骨のあたりが見えるようにします。
ネックレスはあらかじめ外してください。
首元まで開きやすい衣服を着てきてください。タートルネックなど首元が詰まっている衣服はお控えください。

検査用のゼリーを検査する部位につけ、音波を出すプローブと呼ばれる機械を当てます。骨に当たると痛みがあるかもしれません。検査中、臓器を見やすくするために呼吸を指示しますのでご協力をお願い致します。
検査が終わりましたら、ゼリーをふき取り衣服を整えていただきます。

検査費用

  1割負担 3割負担
腹部エコー 530円 1590円
腹部エコー + 肝硬度測定 730円 2190円
頸動脈エコー 500円 1500円
甲状腺エコー 350円 1050円

※上記検査費用とは別に初診料・再診料などが必要となります。

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