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2024年4月の胃カメラ/大腸内視鏡の実績・2周年を迎えて

[2024.04.30]

 

4月の消化器内視鏡実績

4月のほんじょう内科の内視鏡実績は、胃カメラが112件、大腸カメラが70件でした。

生検・病理診断と胃カメラの再検査

消化器内視鏡検査では、早期胃がんを疑って生検を行うことがあります。生検は内視鏡検査中に粘膜組織を少量採取し、それを病理専門医が顕微鏡診断する検査です。

早期胃がんを強く疑って生検した場合であっても、病理報告は「良性」であることがあります。こういった際には念のため2~3か月後に胃カメラの再検査を受けていただくようお願いしています。

患者さんにはご負担をおかけしますが、万が一の診断エラーによる癌の見逃しを防ぐためです。ご協力をお願いします。

 

2周年を迎えて

ほんじょう内科は2周年を迎えることができました。ひとえに、多くの方に支えられたおかげと感じています。

今回はこの2年の歩みをざっと振り返ってみます。

 

2022年4月・開院

2022年春、まだ新型コロナ関連のニュースが連日報道されている世相の中でほんじょう内科は開院しました。不安な思いをかかえていましたが、札幌真駒内病院に勤務していた時から診療に携わっていた患者さんが来院され際に「先生がんばってね」と声をかけてくれたことに勇気をもらいました。

長くお付き合いのある患者さんの中には「開院まもなくの時期は内視鏡検査を受ける患者さんが少ないだろうから、まず自分が検査を受けてあげよう」という思いで検査予約をしてくださる方もあり、2022年4月は開院初月にもかかわらず51件の内視鏡検査を行いました。

長い年月をかけて培った患者さんとの信頼関係は、私のようなフツウの内科医にとってかけがえのない財産であるとあらためて実感しました。

 

2022年9月~11月・増員

ほんじょう内科は地下鉄南北線の南平岸駅から徒歩6~9分とやや離れていますが、魚べい・スーパーダイイチ・ケーズデンキのあるクロスモール平岸で立地に恵まれています。

そのおかげか早くから来院患者さんが増え2022年8月ころには人手が足りなくなる場面がちらほら出てきました。

開院当初は医師1名、看護師3名、管理栄養士1名、臨床検査技師1名、事務職員2名の8名体制で診療を行っていましたが、2022年9月から同年11月にかけて看護師2名と医療事務1名を増員し11名体制となりました。

 

2022年12月・内視鏡スコープ拡充

開院から2022年夏ごろまで上部消化管内視鏡用スコープ1本、下部消化管内視鏡用スコープ1本で検査を行っていました。

内視鏡は使用した後に洗浄消毒を行います。洗浄消毒には30~45分必要なので、一日の検査件数が増えると洗浄消毒が間に合わないことがあります。

また、精密機器である内視鏡スコープはその特性のため故障をすることがときどきあります。食事の制限と前処置薬を服用を行い準備をして来院された患者さんにスコープの故障を理由に検査を断ることはどうしても避けたいと考えました。

そこで決して安い買い物ではありませんでしたが、内視鏡スコープを追加購入する判断をしました。

上部消化管内視鏡用スコープ1本と下部消化管内視鏡用スコープ1本を追加購入し、胃カメラ2本・大腸カメラ2本での運用を開始しました。

 

2023年9月・医療法人いちい会

2023年9月に医療法人を立ち上げ、同年10月にほんじょう内科は個人開業の形から医療法人に変わりました。医療法人いちい会ほんじょう内科となり、地域の皆様の健康に対しより一層の責任をもつことになりました。

「いちい」には3つの意味が込められています。

一つ目は一意専心の「いちい」です。医療で社会に貢献するという目標にまっすぐ進み続ける決意を表しています。

二つ目は地域一位の「いちい」です。豊平区平岸とその周辺地域の皆さまがお腹の不安を抱えたときに思い浮かぶ一位のクリニックになりたいと願っています。そのためスタッフ全員が質の高い医療サービスを心がけ、医療情報の発信を続けます。

三つ目は樹木名イチイの「いちい」です。院長が幼少期から高校卒業までを過ごした恵庭の市の樹イチイは、道民にオンコの名前で親しまれる甘く赤い実がつく樹木です。

 

2024年4月・内視鏡AI導入

消化器内視鏡の領域でもAIが活躍する未来が見えてきました。

消化器内視鏡専門医の誰もが早期胃がんや早期大腸がんを見落とさないように学会等で自己研鑽を行い、全ての検査において集中力を張りつめています。

一方で、AIによる画像認識技術は人間の能力を超えるようになってきており、スマホやマイナンバーカードの顔認証や自動運転などに応用されています。消化器内視鏡診断の領域でもこの技術が医師の診断をサポートする時代が幕を開けました。

ほんじょう内科でも2024年4月に内視鏡AIを導入し全ての内視鏡検査で活用を開始しました。

胃カメラAI・大腸カメラAIについての詳細は後日お伝えします。

 

まとめ

ほんじょう内科は2周年を迎えました。

皆さまに頼りにされる胃腸科・消化器内科であり続けられるように、これからも努めてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

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