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大腸検査の下剤が変わりました!

[2022.07.21]

大腸カメラのイメージ?

みなさん、「大腸カメラ検査」に対してどんなイメージを持っていますか?

大腸がんは日本人が最も注意しなくてはならない癌です。しかし、大腸検査の受診率はとても低いままです。

大腸がんは早期発見早期治療で治癒が可能な病気です。

ポリープを切除することで大腸がんリスクを減らすことができると言われています。

それでも、検査を受けずに進行癌となってから見つかる方が少なくないです。

 

敬遠される理由!

大腸カメラ検査が敬遠される理由のベスト3は、

  1. 検査中、痛い苦しい
  2. 恥ずかしい
  3. 検査前の下剤がつらい

です。

今回私たちは、「3.検査前の下剤がつらい」に着目しました。

検査前の下剤は、「腸管洗浄液」といわれ、多量の水分で大腸の中の便を残らず洗い流すためのものです。

検査の際に便が残っていると、検査に時間がかかったり、小さい病変が発見できなかったりするため、検査前の準備は大腸カメラ検査の重要なポイントです。

 

これまでの採用薬

腸管洗浄液には、いくつかの種類があります。

当院では、これまでニフレック®を採用していました。

ニフレック®は飲み方が単純です。水で溶かしたあと2時間かけてひたすら飲み続けます。

ご高齢の方や初めての方でも、飲み方を理解しやすいことが採用の理由でした。

しかし、味が悪いのが難点です。個人差はありますが「まずくて全部飲めない」「吐き気がする」「検査そのものより、下剤を飲むのが辛い」との感想をいただくこともありました。

このため、当院では検査前の下剤を変更することにしました。

 

新たに採用した薬

新たに採用するのは、モビプレップ®です。

この薬は味がが改良されています。塩っぽさが少なく、梅の風味でスッキリした飲み心地です。

コップ2杯のモビプレップ®を飲んだら、温かいお茶をコップ1杯飲みます。前処置薬の合間にお茶で休憩できるのはポイントですね。

また、モビプレップ®は洗浄力が強いため全て飲まなくても大腸がきれいになる方がいます。全量で1.5lありますが、飲んでいる途中で便が透きとおった水のようになったら、その時点で終了できます。

普段便秘のない方では、1Lほどの服用で十分なことが多いようです。

ほんじょう内科のスタッフで、試飲をしました。全員一致で「こちらのほうがいい」ということになりました。

 

錠剤もあります

腸管洗浄液の味がどうしても受け入れられない方のために、当院ではビジクリア配合錠®も取り扱っています。

大きめの錠剤を飲み込むのが苦手な方や、便秘がちの方には不向きですが、お水やお茶で飲めるのがメリットです。

ビジクリア配合錠®は、65歳以上で高血圧をお持ちの方や透析治療を受けている方には使用できません。

 

私たちの思い

「消化器癌で苦しむ方を一人でも減らしたい」

そういう思いを胸に、ほんじょう内科を始めました。

少しでも大腸カメラが受け入れやすいものとなれば、検査を受ける方が増え、その結果として当院のある札幌市豊平区とその周辺の南区、中央区、白石区の大腸がん患者さんを一人でも減らすお手伝いができるといいなと思います。

 

 

 消化器病専門医・消化器内視鏡専門医

 肝臓専門医・総合内科専門医 

 本城信吾 院長

 

 

 

南北線南平岸駅から徒歩6分、リードタウン平岸ベースにある消化器内科

ほんじょう内科

北海道札幌市豊平区平岸1条12丁目1番30号 メディカルスクエア南平岸2F

TEL:011-595-8261

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