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ピロリ菌を除菌しても油断禁物—症状がなくても年1回の胃カメラを

[2025.10.26]

ピロリ菌を除菌しても油断禁物

症状がなくても年1回の胃カメラを

 

 

ピロリ菌除菌後のポイント

  • 早期胃がんは通常無症状!「症状が出てから」では手遅れになっていることが少なくありません。
  • ピロリ除菌後もリスクあり!除菌で将来の胃がん発症は半減しますがゼロではありません。少なくとも10年間は年1回の胃カメラを。
  • 腸上皮化生・強い萎縮と胃がん家系は高リスク。
  • バリウムは除菌後の早期胃癌を見落としやすいため、ピロリ菌除菌後の定期検査は内視鏡がベスト!
  • ほんじょう内科は静脈麻酔で“苦しくない”胃カメラ。さらに画像強調+内視鏡AIで拾い上げの精度向上に取り組んでいます。

 

 

なぜ、除菌後も検査が必要?

長年のピロリ菌感染でできた萎縮性胃炎・腸上皮化生という胃がんが出来やすい“土壌”は、除菌してもすっかり元には戻りません。そのため将来の胃がんリスクはおよそ半分に低下はしますが、ゼロにはならないのです。

ピロリ菌に一度も感染していない人とくらべると、胃がんのリスクは依然として高めの状態が続いています。

除菌成功は“ゴール”ではなく、胃カメラによる定期検査のスタートと理解しましょう。

 

早期胃がんは「無症状」

胃の痛み・体重減少・貧血などの胃がんによる症状は、病気がかなり進行してから現れます。

治療できるうちに胃がんを発見するためには、症状がなくても定期的に検診を受けることが必須!

根治可能なステージで胃がんを見つけるには、年1回の胃カメラが最も確実。

胃バリウム検査では、胃癌が周りに比べて盛り上がっていたり窪んでいたりする特徴を捉えます。しかし、除菌後は早期胃癌の病変はわずかな色の変化のみで「おとなしい」見た目のことが多く、バリウムでは発見されにくいです。

 

 

除菌前・除菌後それぞれで気をつけること

除菌“前”のポイント

ほんじょう内科では内視鏡の際に胃粘膜を採取してピロリ菌を行っています。抗生物質や胃酸分泌を抑える薬の中にはピロリ菌検査の結果を狂わせてしまうものがあります。必ず胃カメラ前に服用中の薬を医師や看護師に申告しましょう。

早期胃癌の中には除菌後に病変が平坦化・陥凹化して発見しづらくなるものがあります。早期胃癌発見の機会を失わないためにも、除菌前の胃カメラ検査は大変重要です。

 

除菌“後”のポイント

除菌後の早期胃癌は次のような特徴があり、診断のハードルが上がっています。消化器内視鏡専門医による検査が受けられる医療機関を選びましょう。画像強調や内視鏡AIを導入している病院・クリニックだと理想的!

  • 通常の内視鏡(白色光)では、ぼんやりと赤く見えるだけで病変として認識することが難しいものがある
  • 除菌後は早期胃がんと良く似た見た目の「地図状発赤」が多発している方が少なくない
  • 良性変化と粘膜の色調や構造が似ているため、胃カメラ検査による観察だけでは癌かどうかの診断が難しい病変が約40%も!
  • 早期胃がんの上に非腫瘍性上皮(正常な粘膜)が被覆して“がんとしての存在感”が乏しいものもある

 

だからこそ、年1回の専門医による胃カメラ検査と画像強調・内視鏡AIの活用が鍵です。

 

 

除菌後10年間は年1回の胃カメラ

標準的な方の場合

除菌後10年は年1回胃カメラ

除菌後10年以降は、およそ2年ごとの胃カメラ

 

ハイリスクの方の場合

次のような方は除菌後も胃がん発生リスクが高いと考えられています。

  • 除菌後の胃カメラで「腸上皮化生」「広範な萎縮」がみられる
  • 両親、祖父母、兄弟に胃がんと診断された方がいる
  • 喫煙する方
  • 週間的に飲酒する方
  • 50歳以上

これらに一つでも該当する場合、除菌後10年以降も年1回の胃カメラ検診がオススメです。

 

 

胃カメラ vs バリウム

 

  胃カメラ(内視鏡) バリウム(胃部X線)
平坦な早期病変 強い(拡大・画像強調・近接観察) 弱い(平坦病変はコントラスト不十分)
その場の対応 生検・詳細観察が可能 不可(別途内視鏡が必要)
苦痛 静脈麻酔で軽減 体位変換・発泡で不快感あり
被ばく なし あり

 

結論 — 「除菌後の定期検診は内視鏡(胃カメラ)で!」

 

 

当院の診断精度を上げる取り組み:LCI × 内視鏡AI

ほんじょう内科では、「画像強調内視鏡LCI(Linked Color Imaging)」と「内視鏡AI」を併用し、通常の胃カメラだけでは見つけにくい早期胃がんの拾い上げ精度の向上をめざしています。

 

LCI(Linked Color Imaging)

粘膜の「わずかな色調差(赤み・褪色)」を強調し、腸上皮化生や地図状発赤に紛れる病変のコントラストを高めます。

平坦・淡色の「見た目がおとなしい除菌後病変」でも、存在把握の手がかりを得やすくなります。

東京科学大学の川田研郎先生らが行った多施設共同研究によると、従来の白色光観察と比べ1.67倍早期病変をみつけることが可能

 

内視鏡AI(診断補助)

検査中に疑わしい部位をアラートし、見逃しを防止。

専門医の観察と内視鏡AIのダブルチェックで、診断精度が向上することが証明されています。

LCIやBLIなどの画像強調を適材適所に切り替えて、内視鏡AIと併用

総合力で「早期胃がんを見つける検査」を追求しています。

 

 

ほんじょう内科の静脈麻酔で「苦しくない内視鏡検査」

当クリニックは静脈麻酔(鎮静)対応:ウトウトとした状態で嘔吐反射・不安を軽減

内視鏡AI+画像強調(LCI)で平坦・微小病変も丁寧に評価

消化器内視鏡専門医として、除菌前後で最適な検査治療を提案

呼吸・循環のモニタリングを行い、安全に配慮して実施

 

「去年はバリウムだったけれど、今年から内視鏡に切替えたい」

—お気軽にご相談ください。

 

 

受診の流れ

  1. Web予約またはお電話(011-595-8261)でご予約
  2. Web問診のご入力
  3. 検査前に服薬、ピロリ菌除菌歴、胃がん家族歴等をチェック
  4. 静脈麻酔の有無を選択
  5. 胃カメラ
  6. 検査当日に結果説明
  7. 次回の胃カメラ検診時期のご提案

 

 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 症状が無いのに毎年必要?

A. 早期胃がんは通常無症状。除菌後は平坦・淡色の“見た目がおとなしい”病変が紛れやすく、年1回の内視鏡がオススメです。

 

Q2. 鎮静は安全ですか?

A. 事前評価の上で静脈麻酔下に実施。呼吸・循環をモニタリングしながら安全に配慮します。静脈麻酔のリスクが高いと判断した場合は使用を差し控えることがあります。

 

Q3. 画像強調や内視鏡AIを使用すると早期胃がんが100%見つかりますか?

A. 100%ではありませんが、LCI×AI×拡大観察を組み合わせ、見逃しリスクを最小化する取り組みを行っています。

 

Q4. 胃カメラ検診は何年続ければいい?

A. 通常目安は除菌後10年。腸上皮化生・強い萎縮・家族歴などのリスクがある場合は10年以降も毎年の検査が望ましいです。

 

 

 

 

 消化器病専門医・消化器内視鏡専門医

 肝臓専門医・総合内科専門医 

 本城信吾 院長

 

 

 

南北線南平岸駅から徒歩6分、リードタウン平岸ベースにある消化器内科

ほんじょう内科

北海道札幌市豊平区平岸1条12丁目1番30号 メディカルスクエア南平岸2F

TEL:011-595-8261

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